カレンダーのマス目が真っ白だと、なんだかサボっているような気がして落ち着かない。
朝から晩までギッシリと予定を詰め込んで、「今日もこれだけ働いた」と自分を納得させていませんか?
かつての私が、まさにその「予定中毒」でした。
しかし、分刻みで組んだスケジュールほど、現実の前では呆気なく崩れ去ります。仕事に追われる毎日から抜け出し、時間の主導権を自分の手に取り戻すきっかけになったのは、あえてカレンダーに「何もしない枠」を予約するという試みでした。
📌 この記事の要点
- 予定を詰め込みすぎると、突発的な対応で1日の計画がドミノ倒しになる
- カレンダーに「何もしない1時間」をあらかじめブロックしておく
- スケジュールを枠分けして振り返り、「本来時間を使うべき仕事」へ軌道修正する
予定通りにいかない毎日に、ずっとイライラしていた
朝一番で立てたToDoリスト。その通りに仕事が進む日なんて、月に何日あるでしょうか。
急なトラブル対応、部下からの相談、取引先からの差し込み案件。「すみません、今ちょっといいですか?」と声をかけられるたび、頭の中のスケジュールがガラガラと音を立てて崩れていく。
「また自分の仕事が終わらなかった……」
夜遅くにため息をつきながら残業する原因は、自分の要領の悪さではなく、「予期せぬ出来事を受け止めるクッション(余白)」がスケジュールに一切なかったからでした。
実践:カレンダーに「何もしない1時間」をあらかじめ予約する
そこで思い切って始めたのが、毎日のカレンダーにあらかじめ「何もしない1時間」をブロックしておくことです。
さらに、日々の予定を単なるタスク名ではなく、以下の3つの「枠」に色分けして記録するようにしました。
| カレンダーの枠分け | 実際の使い方・目的 |
| 何もしない枠(バッファ) | 突発トラブルの吸収・思考整理・新しいアイデア出し |
| プロジェクト設計枠 | 仕組みづくり・今後の仕込みなど未来をつくる時間 |
| 管理業務枠 | メール返信・定例MTG・経費精算などのルーティン |
突発的なトラブルが起きたら、この「何もしない枠」を使って対処します。
何も起きなければ、淹れたてのコーヒーを飲みながら思考を整理したり、気になっていた企画のメモを書いたりする時間に充てる。これだけで、予期せぬ出来事に振り回されて心がすり減る感覚がなくなりました。
スケジュールを眺めて「自分はどうあるべきか」と問い直す
この枠分けスケジュールの本当の価値は、週末にカレンダーを振り返ったときに発揮されます。
1週間を終えてカレンダーを見返すと、残酷なほど自分の時間の使い方が浮き彫りになります。
💬 週末の自分への問いかけ
「本来はプロジェクトの設計に時間を使いたかったのに、なぜ今週は管理業務だけでカレンダーが埋まったのか?」
「この確認作業、来週も自分が手を動かし続ける必要があるだろうか?」
「時間が足りない」と嘆くのをやめて、「なぜこのタスクに自分の時間を使っているのか?」と問い直す。
自分のありたい姿と現実のギャップに気づくことこそが、無駄な仕事を削り、本当に注力すべき場所へ舵を切る第一歩になります。
カレンダーのマス目を埋め尽くすことが、仕事の成果ではありません。
スケジュール帳にぽっかりと空いた「1時間の余白」こそが、あなたに冷静な判断力と新しい発想を運んできてくれます。まずは騙されたと思って、明日の午後に最初の「空白の1時間」を予約してみませんか?


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